【50代の白内障体験③】白内障手術当日~前半|不安と覚悟のあいだで過ごした、静かな数時間

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手術当日の朝|静かな時間と、少しの覚悟

2025年11月4日、私はいよいよ手術当日を迎えた。

その日は仕事を休み、午前中は自宅でゆっくりと過ごした。

白内障疑いから、この日に至るまでにはそれなりの時間と葛藤があった。

だからこそ、この朝は少しだけ特別だった。
いつも通りの朝なのに、どこか落ち着かない。

手術前の準備|日常の延長のようで、少し違う

当日は朝と昼に抗菌剤の点眼。
「いよいよだな」と思いながら、決められた通りに目薬をさす。

そしてもうひとつ。
術後4日間は洗髪ができないと聞いていたので、出発前にお風呂へ入った。

こういう現実的な準備が、逆に手術を現実に引き戻してくる。

化粧はできないので、すっぴん。
少し気になるけど、そんなことを気にしている場合でもない。

病院へ向かう道中|不安と、少しの前向き

バスに揺られながら、ふと思う。

「これから、あの動画で見た手術を自分が受けるのか」

正直、怖い。
あの映像は、なかなかのインパクトだった。

でも、そのまま不安に引っ張られるのも違う気がして、考えを切り替える。

「明日には、違う景色が見える」

そう思うことにした。

待合室で気づいたこと|同じ立場の人たち

13時、病院に到着。
受付で待っていると、同じように手術を受ける人たちがいた。

勝手に「年配の方ばかりだろう」と思っていたが、そうでもない。
同年代らしき人、さらに若い女性もいる。
小さなお子さんを連れたご主人が付き添っている姿もあった。

白内障は、思っているより身近なものなのかもしれない。

エレベーターの会話|数分の連帯感

名前を呼ばれ、もう一人の女性と一緒にエレベーターへ。

ほんの数分の間に、自然と会話が始まる。

「白内障ですか?」
「初めてです」
「私もです」
「怖いですね」

短いやり取りなのに、不思議と少しだけ安心した。
同じ状況にいる人がいる、それだけで心が軽くなる。

手術前の処置|じわじわと進む準備

3階のフロアに通されると、リクライニングチェアが3台。
カーテンで仕切られた空間は、静かで少し張り詰めている。

荷物をロッカーに入れ、椅子に座る。
血圧測定、そして点眼。

瞳孔を開く薬、麻酔の点眼。
数分おきに繰り返される。

しばらくすると、左目がどんどんぼやけていく。

「これでちゃんと効くのか?」
「本当に痛くないのか?」

頭の中で、同じことを何度も考える。

点滴も始まり、体が少しひんやりする。
季節のせいか、不安のせいかはわからない。

体感ではかなり長く感じたが、実際は30分ほどだったと思う。

意外だったこと|着替えない手術

ここでひとつ意外だったのが、服装。

手術だから当然、白衣に着替えると思っていた。
でも実際は、着てきたそのままの服装。
事前に脱ぎ着しやすい前開きと指定があったので
てっきり着替えるものだと思っていた。

少し拍子抜けする。
でも、その分「特別なことをする」という感覚も薄れる。

点滴スタンドを相棒に、いざ出陣

14時ちょうど。 ついに、その時が来た。

私は、左腕につながった点滴スタンドをガラガラと自分で押しながら立ち上がった。
まるで、頼りない自分の体を支えてくれる相棒を連れて歩いているかのよう。

手術室の前の椅子に、腰を下ろす。
目の前の重厚な扉。
この向こう側で、先生が待っている。

「たけさん。どうぞ」

名前を呼ばれた瞬間、ふっと腹が括れた。
怖くないわけじゃない。
でも、半年間悩んで、自分で決めた道だ。

点滴スタンドと一緒に、一歩、扉の向こうへ足を踏み入れた。

手術室の強いライト。

機械の音。

そして、あの衝撃動画で見た「10分間の真実」。

その具体的なお話は、少し長くなるので、次回の記事でじっくりとお伝えしますね。
手術台の上で、私が何を見て、何を感じたのか。
これから手術を控えている方の「心の準備」に、少しでも役立てば嬉しいです。

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たけ。
この記事を書いている人
長崎で暮らしています。
50代になり、ひとり時間の心地よさに気づきました。

蕎麦、サウナ、景色。
身体の変化も楽しみながら、週末に出会った「いいな」と思う感覚を、このブログに綴っています。

私の体験が、あなたの週末を少し変えるきっかけになれば嬉しいです。
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