香川旅の後編は、3日目から帰路まで。
前半で、父母ヶ浜・天空の鳥居・金刀比羅宮と、かなり欲張って動いた私。
正直、3日目の朝にはもう体が言っていました。
「今日は、ほどほどにしとこう」
50代のひとり旅は、行きたい場所を全部詰め込むより、疲れを見ながら予定をゆるめることが大事。
これ、きれいごとじゃなくて本当に大事です。
しかも今回の旅は、出発前日に帯状疱疹が判明。
本当は楽しみにしていたサウナもあったのですが、そこは泣く泣く断念しました。
なので後編は、栗林公園リベンジ、香川名物の骨付鳥、息子おすすめのうどん、そして「無理しない旅」の話です。
元気なうちに行きたい場所へ行く。
でも、体調を無視してまで頑張らない。
そんな、50代の旅らしい現実も含めて書いていきます。
香川旅3日目、まずはうどんで腹ごしらえ
高松での宿泊は、駅前。
この日は栗林公園だけを観光する予定だったので、朝はゆっくりめに動き出しました。こんぴらさん785段の疲れがまだ抜けていなかったのもあります。
まずは腹ごしらえのため、高松駅前にある「めりけんや高松駅前店」へ。
いただいたのは、肉ぶっかけといなり。

出汁の効いたぶっかけうどんに、いなり寿司というシンプルな組み合わせですが、これが朝にちょうどいい。

朝からがっつり観光!……ではなく、まずはうどんで整える。
50代の旅、こういう助走が大事です。
前編で訪れた天空の鳥居や金刀比羅宮とはまた違って、この日は「歩くけど、無理はしない」日。
旅の予定に、こういう日を入れておくと気持ちも楽です。


過去2回雨で行けなかった栗林公園へ、やっとリベンジ
過去に二度、香川を訪れたものの、どちらも雨。
栗林公園へ行くタイミングを逃していました。
今回は晴天。
気温は高め。
高松駅から電車で移動して、いよいよ栗林公園へ。


栗林公園は、香川を代表する日本庭園。
池、橋、松、山の借景がきれいに重なっていて、歩くたびに景色が変わります。
ただ、この日はなかなか暑い。
そして前日のこんぴらさんの疲れが、じわじわ体に残っている。
「美しい庭園をゆっくり散策」
と書くと優雅ですが、実際は、
日陰ありがたい。
ベンチありがたい。
水分、大事。
そんな感じです。
栗林公園は、ひとり旅でも歩きやすい場所でした。
園内が広く、自分のペースで回れる
写真を撮りながら立ち止まりやすい
人はいても、にぎやかすぎない
疲れたら休める場所もある
季節的には、あまり花がない時期だったようで、少し花菖蒲が咲いている程度。
春や秋に来たら、また違った華やかさがあるんだろうなと思いました。
でも、新緑がきれいで、これはこれで良い。
池に映る緑、手入れされた松、ふっと風が通る感じ。
約1時間半で巡るコースを、自分のペースでゆっくり一周。
急いで写真を撮るというより、日陰で少し休んだり、池を眺めたりしながら歩けたのがよかったです。
最後は、敷地内にあるかがわ物産館「栗林庵」へ。
香川のお土産がいろいろ並んでいて、うどんだけじゃない香川土産を物色。
こういう場所、旅の最後に寄ると楽しいんですよね。
買うかどうかは別として、見て回る時間がまた好きです。
高松駅に戻って、昼から骨付鳥とビール。これぞ旅の醍醐味
栗林公園を約1時間半ほど散策したあとは、高松駅へ戻りました。
ここで次の目的。
香川のもう一つの名物、骨付鳥。
向かったのは、駅ビル内にある「さぬき骨付鳥いちから高松蒼風」。
骨付鳥は、骨付きの鶏もも肉をスパイスで味付けして、皮目をパリッと焼き上げた香川名物。
おや鳥とひな鳥が選べるお店も多く、おや鳥は歯ごたえ強め、ひな鳥はやわらかめという感じです。


私は今回、昼間っからビールと骨付鳥。
はい。
旅ですから(笑)
ひとりで昼からビールを飲んで、熱々の骨付鳥にかぶりつく。
これぞひとり旅の醍醐味!
4日目は予定を詰めず、息子おすすめの「枡うどん」へ
4日目の夕方は、香川で働いている息子と食事の予定がありました。
なので、日中はのんびり過ごすことに。
まず向かったのは、息子がよく行くという「枡うどん」へ。
息子おススメの「温玉肉ぶっかけ」を注文しました。


このお店、Bリーグ・香川ファイブアローズのサプライヤーでもあるようで、店内には歴代選手のサインやシューズが飾られていました。
私の地元・長崎ヴェルカ創設時からのメンバーである高比良選手が、長崎に来る前にファイブアローズに在籍していたそうで、今もその写真が飾られていました。
香川でも愛されていた選手だったんだなと、うどんを食べながらしみじみ眺めていました。
こんぴらさんの筋肉痛は、2日後にちゃんと来ました
枡うどんのあとは、外を歩き回る体力がもうありませんでした。
前々日の金刀比羅宮。
785段。
上ったときは「意外といけたかも」と思ったんです。
もちろん、下りは膝に来ました。
でも、その日の夜はまだ大丈夫だった。
ところが。
筋肉痛って、ちゃんと遅れて来るんですね。
しかも、忘れた頃じゃない。
忘れさせないタイミングで来る。
ふくらはぎが痛い。
もう歩き回る体力もない。
ということで、ショッピングモール内のマッサージ店へ。
1時間、揉みほぐしてもらいました。
これはもう観光ではなく、メンテナンス(笑)
「せっかく来たから、あそこもここも」と思いがちですが、体力を全部使い切ると、帰りが地獄です。
これは今回、しみじみ思いました。
夜は、久しぶりに息子と食事。
久しぶりといっても、正月ぶり。
仕事の話、近況、あれこれ話して、ホテルへ戻りました。
大人になった子どもと旅先で会う。
昔のように世話を焼くわけでもなく、でも完全に他人でもない。
この距離感、悪くないです。
5日目は高松から長崎へ。自走旅の帰りは、なかなか長い
最終日は、朝9時30分にホテルを出発。
高松から愛媛へ向かい、三崎港からフェリーで大分・佐賀関港へ。
そこからまた長崎まで車を走らせ、自宅に着いたのは20時30分でした。
フェリーで少し休めるとはいえ、やっぱり長い。
香川から長崎までの自走旅は、帰りの体力まで残しておくことが大事だと、しみじみ感じました。
今回の香川旅・後編は、栗林公園、骨付鳥、息子おすすめのうどん、そして長崎までの帰路。
前半の父母ヶ浜・天空の鳥居・金刀比羅宮が「行きたかった場所を攻める旅」だとしたら、後半は「体力と相談しながら味わう旅」でした。
50代のひとり旅は、行きたい場所を決めることと同じくらい、休む時間を決めておくことも大事。
香川は、うどんだけでなく、海も山も庭園も骨付鳥も楽しめる場所ですが、欲張りすぎると足に来ます。特にこんぴらさん後。
長崎から自走で香川へ行く流れや、父母ヶ浜・天空の鳥居・金刀比羅宮の様子は、前編にまとめています。


実は帯状疱疹中の旅。50代は「行きたい」だけでは動けない
そして、ここでひとつ。
実はこの香川旅、出発の数日前から脇腹に違和感がありました。
一年半前に罹った帯状疱疹と、なんだか同じ感じ。
まさかね……と思いつつ、出発前日に皮膚科へ行くと、やはり帯状疱疹でした。
先生からは、
「こんな短期間でまた罹らないよ。疲れてるの?」
と。



はい。
たぶん、疲れてました。
50代、気合いではなく免疫が先に返事をするお年頃です(笑)
本当は今回の香川旅で、観音寺にあるサウナ施設「琴弾廻廊」へ行くのを、かなり楽しみにしていました。
香川まで行って、海の近くのサウナ。
これは絶対に気持ちいいはず。
……だったのですが、帯状疱疹となると、サウナはさすがに無理。
泣く泣く諦めました。
結局、薬を飲み、塗り薬を使いながらの旅に。
「これ以上、免疫を下げないように」と、自分の体の様子を気にしながら動くことになりました。
旅に出ると、つい予定を優先したくなります。
せっかく来たから。
ここまで来たから。
次はいつ来られるかわからないから。
でも、体調が崩れると、楽しみにしていたことも予定変更になります。
今回の私でいうと、琴弾廻廊のサウナ。
これは本当に残念でした。
行きたい場所はある。
食べたいものもある。
入りたいサウナもある。
でも、体がついてこないと楽しめない。
今回の香川旅は、晴天にも恵まれて、行きたかった場所にも行けた旅でした。
同時に、50代の旅は「行きたい気持ち」だけでなく、体調管理まで含めて計画することが必要だと、つくづく感じた旅にもなりました。
無理はしない。
でも、諦めすぎもしない。
そのあたりの折り合いをつけながら、これからも週末旅を楽しんでいきたいと思います。








